この記事は2000年3月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

 

名タクドライバー

とっておきの店

 

   

板さんの絶品、創作料理とおいしい地酒を満喫

お番菜と酒
「おっこん」

 お番菜(おばんざい)は京都の普通の家庭の食卓に並ぶお惣菜のこと。そのお惣菜と地方の銘酒で、夜のひとときを楽しんでもらおうというのが「おっこん」です。

 「おっこん」も、酒を酌み交わすという意味の古い公家ことば。朱塗りの壁と凛とした生け花が、落ち着いた京のイメージを醸し出しています。

 でも京他のお番菜といっても、ここの料理はちょっと違います。素材の持ち味を生かしたシンプルな料理もありますが、一番の魅力は何といっても、板さん(住田 勝さん)のひらめきから生まれたオリジナル創作料理。

 肉じゃがのように見えた料理が、実はグラタンだったり、素材は何かと首をひねってみたり・・・。しかもただ珍しいだけでなく、「おいしい」というのが、常連さん達の一致した意見です。

 大皿だけでもざっと20種類あり、そのほかにオーダー料理もあって、品数が豊富なのもうれしいところです。

 その中でも、とりわけ評判なのが、甘鯛の銀杏道明寺蒸し(700円)、レンコンとカニの湯葉包み揚げ(650円)、うなぎまぶしにぎり(700円)などなど。

 若い従業員さんたちの接客マナーもよく、大人がくつろげるお店です。

(推薦者/ハイヤー営業基地、片桐清志)

名古屋市中区栄4・21・24 スカイビル1階

пi052)247・7515

営業時間/PM5・00〜PM11・00
日曜・祝日休み

   

手作りの特製ソースと家庭的な雰囲気が魅力

スパゲッティ−
「イタリー」

 平日のランチタイムを利用するビジネスマンが、休日に家族を連れてやってくる。転勤した人が出張のたびに訪れる。味とお店の雰囲気に引かれて、気がついたら常連になっていた・・・。そんなお客さまが多いのが中川区尾頭橋に店を構えて、間もなく20年というスパゲッティの「イタリー」です。

 ドアを開けると元気いっぱいの笑顔で迎えてくれる女性2人は、実は姉妹のように仲のよいお姑さんとお嫁さん。厨房で黙々と働くのは、ご主人と2人の息子さん。

 もちろん料理の味も、すべて手作りという本格派です。とくに幾種類もの野菜を煮込んではこし、そこに数種のスパイスを加えた特製ソースが大好評。野菜のうま味とともに、ほどよいピリピリ感が、忘れられない味になっています。

 メニューは、お客さまの要望に応えていたら「こんなに増えてしまった」とかで、ざっと30種類。ミラノーゼ(700円)、イタリアン(800円)、ペペロンチーノ(850円)などは、同店でも人気の高いメニューですが、ユニークなのは、定番メニュー以外にトッピングが豊富に揃っていると。いろいろな具を食べたいという方には、ぜひお勧めです。

(推薦者/南部第2営業基地、長松俊道)

名古屋市中川区尾頭橋1・3・8
一光ハイツ尾頭橋2階

пi052)332・3622

営業時間/平日AM11・00〜PM3・00 PM5・00〜PM8・30、土日AM11・00〜PM8・30、金曜日休み