この記事は2000年12月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

名タクズームイン

 

ハイヤー営業基地

ファーストクラスの運転技術とサービス

 窓の外はそぼ降る雨。出社するのはちょっとおっくうだな、と眺めていると、黒塗りのロイヤルサルーンが玄関の前にスーッと止まる。

 「おはようございます」。なじみの運転手さんの出迎えだ。傘の柄の雫をハンカチで拭き、差し出してくれる。ドアは自動ではない。運転手さんが手であけ、しかも開口部の上に頭をぶつけないようにと、手を添えてくれる。

 「室温は26どでございます。これでよろしいですか?」。うん、十分に快適。静かに滑り出した車の座席に身を沈め、今日の仕事のあれこれを整理し――。

 ハイヤー通勤の朝は、さしずめこんな感じでしょうか、名鉄交通では現在、企業の役員クラスの方など、多くの方々の通勤に、ご利用いただいています。これはハイヤーご利用の一つの例です。

 「ハイヤーとタクシーとどこが違うの?」こんなご質問をよくいただきます。まず車両です。トヨタセンチュリー3台をはじめ、ロイヤルサルーン、日産ブロアムなど黒塗りの高級車が48台。すべて自動車電話を搭載しています。

 次に運転手です。名タクのなかでも選りすぐりの優秀なドライバーを80人、専属で配備し、さらにきめ細かい教育をおこなっています。「車だけでなく、ドライバーの運転技術と接客マナーも、最高級を目指しているのです」と、ハイヤー営業基地の三輪武夫支配人。

 タクシーとの違いはまだあります。ハイヤーは流しができません。電話やファックスによる受注だけに限られます。配車は無線配車センターではなく、名鉄交通ビル地下1階にあるハイヤー営業基地が、24時間体制で行っています。

 料金は時間制と距離制があり、ちょっと高めなのもタクシーと違うところ。つまり飛行機でいえば、ファーストクラスのエコノミークラスの違いといったところでしょうか。ちなみにハイヤー独自の営業基地をもち、24時間いつでも対応できる態勢を整えているのは、名古屋でも当社だけです。

 ご利用内容はさまざまです。社用車に代わって通勤のお出迎えをしたり、お客さまを送迎したり。またゴルフや宴席などのご接待時、旅行や視察、冠婚葬祭などなど・・・・。例えばつい最近は、中国視察団の工場案内、インド大使ご一行の工場案内、また大手スーパー社長の新店舗オープン見学のご案内などにもご利用いただきました。

 「走る応接室」が当社ハイヤーの合言葉。企業要人のご送迎はもちろん、特別な日をちょっとリッチに過ごしたい、というときにも、ぜひハイヤー営業基地にお電話を。

◆ハイヤーのご注文は рO52(331)7874まで。