タクシー業界用語辞典

「カード替わり」

　カードとは出勤カード、つまりタイムカードのことです。

　昭和３０〜４０年代、当社では乗務員の出退勤をタイムレコーダーで処理していました。出社するとカードをガッチャン、退社するときもガッチャンという、あれですね。出勤簿の締め切りは毎月１５日。翌日からはカードが変わるわけです。そこでこれを一つの区切りにして、勤務の変更や新しい取り組みも行われました。

　当社ではタイムカードは昭和４０年代始めに廃止されましたが、「カード替わり」という言葉はそのままのこり、１５日、あるいは１６日を指すことになっています。

　例えば、「新しいワッペンは、カード替わりから着用しよう」という具合に使うわけです。