この記事は2002年3月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。

東西タクシー事情

名鉄観光サービス シカゴ駐在員
小松 功
【アメリカ合衆国・シカゴ】

ダウンタウンへはマイカーよりもタクシーで!


> シカゴのタクシー

 ミシガン湖に臨むシカゴはニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ大都会。機械・鉄鋼産業、商業、酪農の一大拠点で活気に満ちています。

 住宅地は比較的郊外に集まっているので、自家用車が必需品。ですから普段はタクシーの利用はまずありません。利用するのは、旅行のときの空港への行き帰り、あるいはダウンタウンへ出かけるときでしょうか。というのもダウンタウンの道路はほとんどが駐車禁止。車を5分離れただけでチケットを切られますから。駐車場もありますが結構割高。市内で移動する場合は、マイカーを郊外に停め、タクシーを利用するほうが安上がりなんですね。

 シカゴは西海岸のような観光地ではありません。観光客が少ない分、市内ではスムーズに流しのタクシーに乗り込めます。止め方も日本と同様、手で合図するだけ。運悪く空車に出会わない場合でも大丈夫。空港、ホテル、観光ポイントには乗り場がありますし、郊外からでも電話をすれば間違いなく迎えに来てくれます。

 それに観光地でない分、ドライバーが「観光客ズレ」していませんから、ボラれる心配もまずありません。

 ただしそれはちゃんとしたタクシー会社の話。個人経営のタクシーには不心得者もいますから、その点くれぐれもご注意を。

 タクシーの車両は会社によってさまざまです。おなじみイエローキャブのほか、オレンジやブルーなどカラフルな車も見かけますが、一番多いのは黄色と白。古い車が一般的ですが、最近はワゴンのタクシーも増え、荷物を抱えた人や車いす利用の人に大変喜ばれています。

 もう一つ、シカゴ初心者へのアドバイスを。タクシードライバーはアジアや南米からの移民系の人が多いんです。中には英語を上手に話せないドライバーもいますし、割合簡単なテストて免許が取れますから、道を知らないドライバーもいるわけです。もし目的地がややこしい場所でしたら、住所だけじゃなく地図を持ち込むことをお忘れなく。

 シカゴというと「カポネ」のイメージが強いせいか、治安が悪いのではと思われがちで す。現在のシカゴはそんなことはありません。アメリカの大都市の中でもずっと治安がよく、街並みも整った美しい都会です。タクシーばかりでなく、地下鉄やバスも24時間運行ですから、市街見物にはとても便利。ぜひ一度お立ち奇りください。

●シカゴのタクシー料金

基本料金は1ドル50セントで5分の1マイルごとに20セント加算。渋滞の場合も60秒ごとに20セントが加算される。ただし2人以上のときは、1人増えるごとに50セントが必要。市内から空港までは約30ドルと15%のチップ。所要時間は40分前後で深夜割引料金はなし。空港では割引の乗合サービスもある。