この記事は1999年9月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。
創業以来変わらぬ味と店主の明るい人柄が人気の秘密
和食麺処 「一八」山王店 きしめんは代表的な名古屋名物のひとつですが、地元の人たちの舌を十分満足させてくれるのが、一八(いっぱち)山王店。25軒ほどからなる麺専門店の「一八会」のメンバー。明治30年代のタウン情報に有名店として「うどん一八」の名があるそうです。 本店は中区正木町にあり、ここはその支店。名鉄交通ビルの1階にあるため、御用達といっても過言ではないくらい、当社乗務員たちに親しまれています。 店を元気いっぱいに切り盛りするのは、3代目の上田進生(のぶお)さん。正直で明るいキャラクターも、味と並んでこの店の魅力になっています。 「いくら世の中が変わっても昔からの麺処らしさを守っていきたい」という上田さん。麺はすべて手打ちで、毎朝丹誠込めて作ります。つゆは、ムロアジでとっただし汁に、甘みを出すためたまりとしょうゆをブレンドしたものと、ざらめ・みりんを合わせて作ります。初代の味を受け継ぐきしめんは、毎日食べても飽きのこない味わい。 メニューも、創業時からほとんど変わっておらず、がんこな職人かたぎが感じられます。きしめん(450円~)のほか、夏場はざるそば(550円)、秋から冬は味噌煮込み(750円)やカレーきしめん、五目あんかけなどが人気です。 (推薦者/ハイヤー営業基地、篠田文雄) 名古屋市中川区西日置2-3-5 (052)321・8600 営業時間/AM11:00~PM3:00、PM5:00~PM9:00 日曜日休み |
北海道直村の旬の素材を心おきなく堪能
くすのき焼倉 「なまら屋」港店 「なまら」とは、北海道の方言で「すごい」という意味。では、「なまら屋」は何がすごいかというと、北海道直送の新鮮な食材がリーズナブルな値段で味わえることです。 その理由は、独自のルートによって魚介類・肉・野菜・果物などの素材を、すべて現地の市場から仕入れているため。目の前に並ぶ旬の味覚をみていると、まるで北海道にいるような気分を味わうことができます。 素材にはあまり手を加えず、たとえば魚介類は刺身にしたり、肉と一緒に七輪で焼いたりして、素材そのものの持ち味を楽しむのが、なまら屋流の食べかた。牡丹海老刺し(780円)やねぎま(400円)は人気のメニューです。 各テーブルには、昆布と海水でつくるミネラルたっぷりの自家製天然塩が置かれていて、ちょっぴり付けるだけで素材の持ち味をより一層引き出してくれます。一方は、生のカニから4、5時間かけてだしをとったみそ汁など、手間暇かけたこだわりも感じられます。 料理のほかに、北海道産のワインや地酒なども豊富。また、牧場直送の牛乳やコクのあるアイスクリーム、チョコレートなども揃っているため、ファミリーで楽しむことができます。 北海道産の木材を使った空間と気取りのないうまい料理で、北海道気分を味わってみては? (推薦者/南部第1基地、清水 豊) 名古屋市港区小割通2-19 (052)661-6667 営業時間/PM5:00~AM1:00 年中無休 |