この記事は2000年9月のものです。現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。
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【アメリカ・ロサンゼルス】
道路は碁盤の目、 |
▲ロサンゼルスのタクシー |
公共交通機関が整備されていないロサンゼルスでは、車なくして生活は始まりません。もちろん自家用車を持たない人たちのために乗合バスも走ってはいますが、あくまで基本は車。治安のよくない場所だってあるし、車は最適な移動手段であると同時に、身を守る鎧(よろい)でもあるんですね。 さてタクシー。私たちが利用するのは、出張時の空港からホテル、相手先への移動の場合がもっぱら。最近では飲酒運転の取り締まりも厳しいので、お酒つきのミーティングやパーティーへの利用も増えてきましたが。 こちらのタクシードライバーは大柄で一見オッカナそうな感じですが、実際は優しくて、真面目で気さくな人が多いんです。多民族国家らしく出身国もさまざまですが、とくに東ヨーロッパ、インド系の人たちが目立ちます。そのせいか日本人のお客に、気がねなく?アメリカへの不満をもらす人も。たとえば「ラスベガスではカリフォルニアからの家族の車で道路はいつも渋滞。しかもホテルには泊まらないし、食事代はケチるし、ショーも無料のしか見ない」と言いたい放題。逆に地元に貢献する日系企業を誇らしげに説明してくれたり。日本人としてはちょいといい気分になったりします。 タクシーの車種は一般的なのがフォード、クラウンビクトリア。以前はイエローキャブといわれるように黄色がほとんどでしたが、今はとてもカラフルで、中には名タクと同じ白、緑のツートンも見かけます。車のタイプもセダンばかりじゃなく、最近はSUVとかミニバンなど利用客のニーズに合わせて多彩になってきました。 ただし日本と違って流しのタクシーはありませんからご注意を。タクシー会社とドライバーは月単位でレント契約しているのが普通で、利用できるのはホテルや空港のタクシー乗り場。そのほかの場所では電話で呼ぶことになります。 言葉が不安なら行先のメモを渡せばOK。個人宅でもまず間違いなく目的地へ着けてくれるでしょう。というのもフリーウエイを始め道路が非常に整備されているから。まさに碁盤の目で、縦横の通りの番号をチェックすれば、初めての旅行者でも簡単に目的地を見つけられます。 またタクシーとは別に貸切りのハイヤーも大活躍。結婚式や卒業パーティーではキャデラックなど豪華セダン(料金はチップ込みで3時間300ドル程度)に乗りこみ、門出を祝うという寸法。いかにも華やかなことが大好きなアメリカ人らしいですね。 (ロスアンゼルスのタクシー料金) |